経塚松

松の根の周囲には盗掘の跡がある。

 上油田館主の姫君が仏法に帰依して尼となる。時あたかも当城(上油田城)落城となる。お経千巻を金属の棺に入れて埋める。後日、姫は自害して果てる。その経を埋めた所が経塚である。館を東北に去ること約5~6町、涌津との境界の丘陵上にある。その際に手植えされたのが松の大木になる。昭和62年(1955)5月2日松くい虫の被害により、長松山宝祥寺17世甲由和尚により懇ろに供養された後伐採された。
切株直径4尺6寸(1m40)。文治5年(1189)藤原氏滅亡

所在地 一関市花泉町油島字穴ノ沢
連絡先 一関市役所花泉支所地域振興課
電話 0191(82)2909
FAX 0191(82)2210
交通アクセス(JR) JR東北本線・花泉駅下車 車で5分
花泉駅から花泉運動公園脇を通り、峠を越えたところから左折し、坂を上りきる直前に右折。一番高いところの右側にある。この場所からは上油田城が望める。花泉駅からは花泉高校の裏左側にあたる。
 
交通アクセス(車) 東北自動車道・若柳金成ICから25分
駐車場 なし