所在地 | 一関市厳美町本寺地区内 |
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連絡先 | 骨寺村荘園交流館(若神子亭)または一関市教育委員会骨寺荘園室 |
電話 | 骨寺村荘園交流館(若神子亭)0191-33-5022 骨寺荘園室0191-26-0820内線:219 |
FAX | 骨寺村荘園交流館(若神子亭)0191-33-5022 |
電子メール | honederanger.4725@gmail.com |
ホームページ | http://www.honedera.jp/ https://www.facebook.com/honedera.wakamikote |
交通アクセス(JR) | JR一ノ関駅西口を出て、一ノ関駅前バス乗り場から岩手県交通「瑞山行き」のバスに乗ります。およそ40分ほどで骨寺村荘園遺跡に到着。バス停「本寺」で下車すると、すぐ向かいに本寺保育園が見えます。その左奥の山の中に大犬森があります(道路が整備されていないので、現在行くことはできません)。 尚、1日に運行するバスの本数が少ないので、バスの時間にご注意ください。また、バス停「塚」のすぐそば、骨寺村荘園交流館(若神子亭)でレンタサイクルを貸し出しています。 |
交通アクセス(車) | JR一ノ関駅西口を出て、一ノ関駅前バス乗り場から岩手県交通「瑞山行き」のバスに乗ります。およそ40分ほどで骨寺村荘園遺跡に到着。岩手県交通の「塚」バス停で下車するとガイダンス施設の骨寺村荘園交流館(若神子亭:火曜日休館)が目の前にあります。 なお、1日に運行するバスの本数が少ないので、バスの時間にご注意ください。 骨寺村荘園交流館(若神子亭)でレンタサイクル(300円)を貸し出しています。 |
駐車場 | 東北自動車道一関ICを出て、国道342号を栗駒山方面に向かうと、約20分ほどで骨寺村荘園遺跡に到着。岩手県交通の「塚」バス停前にガイダンス施設の骨寺村荘園交流館(若神子亭:火曜日休館)があります。 |
大犬森とまおう鳥
- 基本情報
- 周辺マップ
かつて骨寺村(ほねでらむら)と呼ばれた一関市厳美町本寺地区。そこに「大犬森(おおいぬもり)」という地名があり、馬を探して鳥になってしまった子供の哀しいお話が残されています。
昔骨寺村では、4月から6月末まで大犬森で子馬を放し飼いにしていました。しかし毎年5月5日の日だけは、山の主である大犬様が現れて子馬を食べてしまうので、必ず家へ連れ戻さなければなりませんでした。
5月5日、骨寺村に住むひとりの子供が遊びに夢中になり、「夕方までには子馬を家へ連れて帰るんだよ」という母親の言いつけをすっかり忘れてしまいました。夕暮れになって慌てて森に駆けつけたときには、もうどこにも子馬の姿はありませんでした。子供はあちこち懸命に子馬を捜しましたが、どこにもいません。泣きながら木に登って「馬っこう~、馬っこう~」とずっと叫び続けました。
その夜いつまでたっても子供は家に帰ってきませんでした。心配した母親が大犬森まで来てみると子供の姿はどこにもなく、ただ遠くのほうから「まお~、まお~」と哀しげに泣く鳥の声が聞こえるだけでした。
昔骨寺村では、農耕に使用する馬をとても大切にしていました。放牧してある子馬が狼に襲われたりすることもあったので、このような哀しいお話として伝えられたものと思われます。今では大犬森は「オイノモリ(狼の森)」という地名として残されています。
(「伝説の骨寺」・「須川・本寺風土記」と、地元の方たちのお話を参考にいたしました。)